受け入れ拒否

今回も起きてしまった・・・悲しい出来事。
臨月の妊婦さんが七つの病院から受け入れ拒否をされて・・・
脳内出血で亡くなってしまった・・・。


このニュースを見て・・・

私は悪夢の出来事を思い出した。

六年半前・・・・春休み最後の週末を都内の遊園地で過ごそうと・・・
土曜日の深夜に冨山を発ったぶんちゃん一家

当時、新二年生になる長女、新年長さんになる次女
そして・・・・生後11カ月の長男のぶんちゃんと・・・・
まだ、三十代の夫と・・・四十代の私の五人です。

朝方の三時ごろに足立区の伯母の家に到着。
コンピニで買ったおにぎりで腹ごしらえをして・・・仮眠に入った。

狭い伯母のアパートのリビングで・・・
すぐに眠りについた私・・・・
パタパタと私の顔を叩くのは・・・・誰?
目を覚ますと・・・息子が無意識にパタパタと・・・片腕を動かせている。
そして・・・・すごいイビキです。
赤ちゃんのイビキにしては凄すぎる・・・

「ぶんちゃん」と・・・体を摩ると・・・・なんか・・・変?

「ぶんちゃん、どーしたの?」

意識不明・・・・

なんで?なんで?どうして???

伯母が119番した・・・・息子を抱きかかえてアパートの外で待っていると・・・・すぐに救急車が到着。
すぐに出発せずに・・・そこで診察らしき事をするのですが・・・・
そこで言われたのが・・・「脳内出血の疑いがある」と・・・・
事の重大さに改めて気付き・・・・
娘達を伯母に託して、夫と私は救急車に乗り込んだ・・・

そこから・・・悪夢が始まった・・・・


都立足立病院(正式な名称はしりませんが)で受け入れ拒否
順天堂大学でも拒否・・・
板橋区の日大付属病院でも拒否・・・
そして・・・帝京大学付属病院からは返事待ち・・・・
もしも断られた時の為に別の病院にも問い合わせして・・・
帝京と候補にあげた病院の中間点で停車して・・・・帝京からの返事を待つ。

一旦・・・難しいと言ってたのですが・・・
たまたま・・・海外に出張していた教授が帰国していると・・・
そして大学の近くのホテルに宿泊しているので・・・来てくださいと・・・・

すぐ医療チームを結成して・・・息子の処置を会議・・・

そして・・・検査の結果・・・

「急性硬膜下血腫」と・・・わかり。

左の頭に血腫があると・・・・

心当たりが無いか?聞かれる・・・・

そして・・・寺にいる爺さんに電話を市で聞いてみた・・・

冨山を発つ前々日は、旅行の準備の為に息子を爺さんと娘達に預けて、
私と夫は数時間の外出をしたので・・・・

もしかして・・・おねえちゃん達と遊んでいて、頭でも打ったのかな?と、思ったから・・・・

そしたら・・・「低いベットから落ちた」と・・・・

泣きもせずに・・・いつもと変わらなかったから気にしてなかったと・・・

ぶんやの頭にドリルで穴を開けて血腫を取り除く手術をした。
やはり・・頭から古い血が出てきたと・・・・


そして・・・・左半身麻痺・・・植物状態になると・・・・

そして・・

私と夫は別々に引き離されて調べられたのです。

「硬膜血腫の三人に二人は虐待によるものなんで、念の為に話を聞かせてください」と・・・・

息子の丸々と太った体にはアザ一つありません。
虐待を疑われた訳ではないのですが・・・・規則なんで・・・と・・・

大切なお寺の跡継ぎです。45歳で死ぬ思いで生んだ子です。
虐待なんてありえません。
モチロン・・・救急車を呼ぶまでの経由を聞かれただけです。
つじつまが合わない部分は一つもありませんから・・・

その後、ぶんやは一ヶ月間の入院。
夫と娘達は新学期が始まるので冨山に帰りました。
北海道の母が駆けつけてくれて、娘達の世話をしてくれました。

一ヶ月間・・・時々・・・ニコッと笑うけど・・・廃人のような息子。

冨山の病院に転院が決まり・・・・一晩だけ自宅に戻りました。

その時、お姉ちゃん達に会った途端、息子の顔が変わりました。

「あーーあーーうーーうーー」と、何かを訴えるような・・・

それから・・・・リハビリの毎日が続きましが・・・・

f0185654_1614542.jpg

息子は歩けるようにもなり・・・・喋る事も出来て・・・・


帝京大学付属病院で受け入れてくれなかったら手遅れだったと思う。
万が一、助かっても・・・・重い障害が残ったと思う。

悪夢だったけど・・・・息子は守ってもらえたと感謝してます。

f0185654_16142120.jpg
[PR]

by nehan1956 | 2008-10-24 16:15 | 母の気持ち